Profile

藤井丈司

TAKESHI FUJII

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音楽プロデューサー

作曲家/編曲家

慶應義塾大学アート・センター(KUAC)フェロー

日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ(JSPA)相談役

著書「YMOのONGAKU」「渋谷音楽図鑑」(共著)

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1957年、岐阜生まれ東京育ち。1980年にYMOのアシスタントとしてキャリアをスタートさせ、80年代中頃より、シンセサイザー・プログラマーとしてスタートし、YMO、サザンオールスターズ等の作品に参加する。

プログラマーの視点からアレンジにも関わるようになり、サザンオールスターズ「KAMAKURA」、桑田佳祐「KEISUKE KUWATA」、布袋寅泰「GUITARHYTHM」などに参加し、共同プロデューサーとしてクレジットされる。

90年代に入りプロデューサー/アレンジャーとして、TEI TOWA、仲井戸麗市、SPIRAL LIFE、NOKKO等、幅広いジャンルでの作品を手がけ、90年代後半には、玉置浩二「田園」、ジュディアンドマリー「クラシック」、広末涼子「Majiで恋する5秒前」「大スキ!」、ゴスペラーズ「あたらしい世界」、井上陽水「TEENNAGER」ウルフルズ「明日があるさ」など、記憶と記録のミリオンヒットがある。

2000年代以降は、Cocco、SCANDAL、村上ゆき、大石昌良、BRADIOなどを手掛けている」。

2004年、インスト作品「CIRCULATION」で「オホーツクの音探し」優秀作品賞受賞。

また隠れたヒット作品として、プチカフェ・レコーズからリリースされた当代一流のミュージシャンによるヒーリングミュージックのコンピレーションCD「星空カフェ/笹子重治&吉野友加」「大人ピアノカフェ/村上ゆき」「チェロとピアノで奏でる〜/扇谷研人&伊藤ハルトシ」などがあり、いずれもAmazonヒーリング/ニュー・エイジ部門で1位になるなど、今もロングセラーとなっている。

著作には「渋谷音楽図鑑」(牧村憲一・柴那典と共著/2017年 太田出版)、「YMOのONGAKU」(2019年 アルテスパブリッシング)がある。「YMOのONGAKU」は、「何故こんな本が今までなかったのかと思わせる好著、快著、名著」(佐々木敦氏)「いやーオモロい! エピローグで泣けました。歳取るのも悪くないなあと。予想の斜め上の面白さでした!」(テイ・トウワ氏)などのコメントが寄せられ、発売後1ヶ月の間に早くも4刷になるなど大きな反響を巻き起こした。

年に数回行われるトークイベント「シンセの大学」は、アニソンやボカロなども含めエレクトロ・ポップ全体を見渡したイベントで、現在までにテイ・トウワ、ゴンドウトモヒコ、大石昌良、神前暁、田中秀和らをゲストに迎え、毎回暖かなトークとDAW画面を引用しながらの楽曲制作解説が評判となった。

また慶應義塾大学での「現代芸術―都市型ポップス概論」(2018年度)では、’60年代日本が持つ「湿った風土」からの自立が日本語のロックの起点という視座に立ち、1969年からのロック、ニューミュージック、シティポップ、J-POP、そしてポストJ-POPまでの50年間の歴史を読み解いた。

2019年10月 慶應義塾大学アートセンターのビジティング・フェローに就任。

2020年9月 63才にして初のソロアルバム「Tranquility(トランキリティー)」を配信のみで発表。
https://open.spotify.com/album/22pXXKHGePxgY8A96IhFy5

2022年8月オンライン音楽塾「Poppo」をスタート。
https://takeshifujii-poppo.stores.jp/

音楽を「創る」「教える」「書く」「語る」。

さまざまな角度から音楽を見つめていく。